こんにちは、M氏です。
公立小中学校で7年間教員をしたのち、29歳で民間企業へ転職しました。簡単に自己紹介します。
- 教育学部卒→教員という、生粋の教員志望ルート。
- 7年間の教員生活で限界を感じ、地元の中小企業へ転職。
- 倒産の危機でわずか1年半で再転職へ…。
- 現在は、大手人材企業へ転職し営業職として勤務中。
公務員、中小企業、大手企業を経験している中々レアな経歴だと思います。
自分の体験談、そして現在転職業界にいるからこそ伝えられる情報を発信し、悩んでみえる教員の方々の助けになれればと思います。
- 転職したいけど、何をすればいいかわからない。
- 転職して、後悔しないか心配。
- そもそも転職先があるのか、不安。
かつて、私自身が抱えていた悩みです。同じ悩みを抱えている方の参考になれば幸いです。
転職サイトと転職エージェント、教員が転職しやすいのは?
まず結論からお伝えします。
2回転職をし、今は大手人材会社で営業をしている経験からお伝えしますが、教員において転職しやすいのは間違いなく転職サイトです。ただし、英語が得意!資格を持っている!などのスキルがある方は転職エージェントの方がオススメです。
その理由を説明するには、まず転職サイトと転職エージェントの違いを理解していただく必要があるので、簡単に説明します。
転職サイトの特徴とは?
リクナビNEXTやマイナビ、en転職などに代表されるのが転職サイトです。ほぼ全ての求人を自由に見ることができ、いつでも好きなときに応募ができます。転職サイトのメリットは以下の通りです。
- 自分のペースで転職活動ができる。
- 閲覧できる求人数が多い。
- 未経験歓迎の求人が多い。
自分のペースで転職活動ができる
転職エージェントでは、あなた専任のキャリアアドバイザーが付きます。頼もしいといえばそうなのですが、キャリアアドバイザーと応募のタイミングを相談したり、履歴書を一緒に添削したり、紹介してもらわないと見れない求人もあるなどの煩わしさもあります。
その点、転職サイトは誰に相談する必要もありません。スキマ時間で気になった求人にすぐ応募!なんてことが無制限にできます。応募のタイミングや面接日程の調整も含め、自分のペースで転職活動を進めることができます。
閲覧できる求人数が多い
転職エージェントは、紹介された求人の中から応募を検討していくことが一般的ですが、転職サイトでは、掲載されているすべての求人を見ることができます。転職エージェントは非公開求人が多いので、実際にあなたが見れる求人はほんの一部しかありません。
その点、転職サイトで閲覧できない求人はほぼありません。職種や業種、会社の規模なども含め色々な求人を見比べたり、「こんな求人もあるんだ!」という思わぬ発見があったりするのは、転職サイトの大きなメリットです。
未経験歓迎の求人が多い
ある理由で、転職エージェントには未経験歓迎の求人があまり多くありません。その理由については、後述します。とにかく、転職サイトには未経験歓迎の求人が多く掲載されています。
条件があったとしても「35歳以下」や「人と話すのが好きな方」程度で、応募条件に当てはまれば誰もが応募できます。職種や業種を変えたい!と思う人にはチャンスが多いのが特徴です。
転職エージェントの特徴とは?
リクルートエージェント、dodaなどに代表されるのが転職エージェントです。専任のキャリアアドバイザーが付き、手厚くサポートしてくれます。転職エージェントのメリットは以下の通りです。
- 非公開求人を紹介してくれる
- 面接対策、履歴書の添削などのフォローが万全
- 年収UP・キャリアUPがしやすい。
非公開求人を紹介してくれる
企業によっては、転職サイトに掲載していなかったり、非公開求人でしか出会えない求人をもっていたりします。そして、これらの非公開求人は比較的待遇がよいことが多いです。それだけ本気の採用、ということですね。
この非公開求人に応募するには、キャリアアドバイザーから紹介をもらうしか方法はありません。これだけでも、転職エージェントを使う大きなメリットと言えます。
面接対策、履歴書の添削などフォローが万全
キャリアアドバイザーはプロですので、好印象な面接の受け答えや履歴書の書き方なども熟知しています。担当が決まるとまずあなたと面談の時間があり、そこであなたの強みや経歴を整理して助言してくれます。なので、一般的な助言ではなくあなたに合った助言をしてもらえます。
また、「この企業に受かった人の特徴」や「以前、この面接官がしてきた質問」など、その企業に合わせた面接対策をしてくれることもあるので、本当に手厚いサポートと言えます。
年収UP・キャリアUPがしやすい。
転職エージェントは、即戦力の求人が多い傾向があります。その分提示される待遇もよく、年収が上がったという人が60%以上です。
教員時代に活かせなかった資格や英語のスキルがある人などは、転職エージェントをオススメします。キャリアアドバイザーも紹介できる求人の幅が広がるので、親身に相談に乗ってくれるはずです。
教員に転職サイトがオススメな理由
さて、簡単に違いを整理しましたが、大事なのは「転職サイトには未経験歓迎が多く、転職エージェントには未経験歓迎が少ない」という点です。なぜか?
転職サイトは企業が前払いをするサービスで、転職エージェントは企業が後払いをするサービスだからです。
転職サイトは前課金、転職エージェントは成功報酬
企業が転職サイトに求人を載せるときは、最初に10~50万円ほど払って2カ月~半年掲載をします。その代わり、何人採用できても追加費用は一切かかりません。当然、企業の心理としては「いっぱい応募が来てほしい!採用して元をとりたい!」になるわけです。
一方で、転職エージェントは求人を載せてもお金が一切かかりません。採用が成功するまで、何年でも無料で掲載し放題なんです。その代わり、採用が成功すると一気にお金がかかります。相場は、年収の3割です。つまりあなたを年収400万円で採用したら、120万円払うということです。
企業側の心理で考えると?
企業側の心理になると、転職エージェントで100万円も払って、未経験を採用するメリットがあまりないですよね。即戦力になる人が欲しいし、「100万円も払うのだから少しでもいい人を採用したい!」と慎重になるわけです。
もしあなたが営業職に就きたいとして、数字の実績はもちろんない。業界の知識もない。名刺交換すらしたことないかも?という人を100万円で採用するのは勇気がいります。面接するのも時間の無駄、と思われるかもしれません。
反面、転職サイトであれば、少なくとも「面接くらいはしてやるか」となりやすいです。もうお金を払ってしまっているので、少しでもいい人なら採用検討したい!と思っているからです。そして、いざ採用となってもお金がかからないので、採用のハードルも低い傾向にあります。
こうした企業側の心理から考えると、未経験でスキルもない教員の転職には転職サイトの方がオススメできるというわけです。
とはいえ、どっちも登録はしておこう!
さんざん言いましたが、登録自体はどっちもしておきましょう。
キャリアアドバイザーからアドバイスだけはガッツリ貰っておいて、メインは転職サイトなんてのも全然アリです。奇跡的に、いい求人を紹介してもらえる可能性だってあります。少しでも自分の理想に近づける転職になるよう、万全を尽くしていきましょうね。
もっと詳しく知りたい方は、遠慮なくお問い合わせフォームからご連絡ください。
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